縫製の完成度が椅子の完成度を左右する。
縫製
末田 博美 HIROMI SUEDA
2000年入社。ミシンを使ったものづくりが趣味のミシン大好き縫製職人。
ミシンでものづくりをすることが好きだった私は、縫製の仕事をしたくて浜本工芸に入社しました。 家でミシンを使っていたので多少の自信もあったのですが、いざ作業をしてみると想像以上に大変でした。 ただ想像以上に楽しくもありました。
浜本工芸は、いろんな張地を選べるのも魅力のひとつで、本革や合成皮革、布などすべての張地を合わせると60種類以上になります。 縫製の職人は、それらすべての特徴を覚える必要があり、それぞれの特徴を考慮しながら縫い合わせないといけません。 例えば本革だと、外見上は同じように見えても天然素材なので、一つ一つ伸縮率が違いますし、布だと伸縮率だけではなく、模様や柄の繋がりに違和感がでないようにしなければいけません。 そうして、裁断された様々なパーツを縫い合わせて立体的な形に仕上げていきます。
縫製の完成度が高ければ高いほど張りやすく、椅子のデザイン性や座り心地もよくなります。 経験を重ねると、つい慣れで縫ってしまいそうになりますが、縫製は一度縫うと縫い直すことができません。 ほんの数ミリの誤差が椅子の完成時には大きな差になることもあります。 私はへこみやすい性格なので常にそのことを忘れることなく、『一つ一つ丁寧に、慎重に縫っていく』ことを心がけています。
一つ一つ丁寧に、慎重に。常にそのことを心がけています。
ミシンでものづくりをすることが好きだった私は、縫製の仕事をしたくて浜本工芸に入社しました。
家でミシンを使っていたので多少の自信もあったのですが、いざ作業をしてみると想像以上に大変でした。
ただ想像以上に楽しくもありました。
浜本工芸は、いろんな張地を選べるのも魅力のひとつで、本革や合成皮革、布などすべての張地を合わせると60種類以上になります。
縫製の職人は、それらすべての特徴を覚える必要があり、それぞれの特徴を考慮しながら縫い合わせないといけません。
例えば本革だと、外見上は同じように見えても天然素材なので、一つ一つ伸縮率が違いますし、布だと伸縮率だけではなく、模様や柄の繋がりに違和感がでないようにしなければいけません。
そうして、裁断された様々なパーツを縫い合わせて立体的な形に仕上げていきます。
縫製の完成度が高ければ高いほど張りやすく、椅子のデザイン性や座り心地もよくなります。
経験を重ねると、つい慣れで縫ってしまいそうになりますが、縫製は一度縫うと縫い直すことができません。
ほんの数ミリの誤差が椅子の完成時には大きな差になることもあります。
私はへこみやすい性格なので常にそのことを忘れることなく、『一つ一つ丁寧に、慎重に縫っていく』ことを心がけています。