
S字のカタチをしたバネを連結してつないだもので、波のようなカタチからウェーブスプリングともいいます。
バネの長さ、間隔、太さを変えることで、クッション性の調整が可能です。
浜本工芸では、椅子の形状や目指す上質な座り心地に合せたSバネを独自に開発し、採用しています。
また、Sバネは耐久性が高いため家具用椅子以外に、自動車のシートにも多く使われています。
Sバネの原料となる硬鋼線とともに納入される「検査成績書」をもとに、ねじり・強度・成分等の確認をおこないます。
1山0.2秒でS字にできる専用の機械に硬鋼線を入れ、S字加工をおこないます。
着座時に弾力性を持たせるため、SバネにR(山形に膨らみ)をつけます。その後、そのRを固定させ強度を上げるために熱処理を施します。
音鳴り防止加工を施したワイヤーとクリップで、Sバネ同士を組み付けます。その後、最終製品検査をおこないます。
最終製品検査に合格したものは、サビ止めのため製品全体を蝋(ろう)付けし、乾燥させて完成です。