滑らかな曲面と、やさしい手触りをつくる
サンダーとは、一般的に「研磨機」、または「研磨作業」を意味します。
木材だけでなく、金属加工などでも、広く用いられる工程です。
浜本工芸では、塗装の前に繰り返しおこなう研磨工程を“サンダー”と呼んでいます。
サンダーとは、一般的に「研磨機」、または「研磨作業」を意味します。
木材だけでなく、金属加工などでも、広く用いられる工程です。
浜本工芸では、塗装の前に繰り返しおこなう研磨工程を“サンダー”と呼んでいます。
サンダーは、手触り、面の滑らかさはもちろん、塗装の仕上がりや品質、デザインの美しさ、完成度の高さに大きく影響します。
機械を使うとはいえ、材料一つひとつを磨くのは、手間と根気のいる作業です。
浜本工芸では、完成度を高め、品質の均一化をはかるために「ここまで仕上げなさい」と見て、触ってわかるように、“限度見本”を現場に展示しています。
職人は、細かく確認しながら仕上がりを統一しています。
大きなものを一気に仕上げるワイドサンダーや曲面を仕上げるバフサンダー、曲げ木の接合部分や天板の側面など「研磨するもの」「研磨する段階」によって、機械やサンドペーパーを使い分けています。
サンドペーパーの種類は40以上。
効率よく、正確に、美しく仕上げるための手間は惜しみません。
表面の仕上げ研磨
直線の木口面を研磨
曲面の仕上げ
曲面の研磨や面取り
平面の研磨
様々な箇所の研磨や面取り
幅や粗さの異なる40種類のサンドペーパーを使いわける。
(写真は一部)
最終仕上げは、職人一人ひとりが、手触りと目視で確認しています。
機械ではどうしてもできない部分、届かない細かな場所も、見逃さず、ムラなく磨いていきます。